社協の行う地域福祉事業の担い手として活動を継続しているボランティアが日頃の活動の中で感じる課題について、学術的な観点から学び、各自の振り返りの機会とするとともに、同じ地域のボランティア同士が互いの活動について知り合い理解し合うことで、今後の活動の更なる発展につなげることを目的に実施しました。

【日時】平成28年10月17日(月)午後1時半~4時
【会場】中央町地区センター2階 第3・4会議室
【主催】東久留米市社会福祉協議会 ボランティアセンター
【協力】東洋大学(平成28年度講師派遣事業活用)(PDF)
【対象】社協事業活動者(ボランティア登録者(個人・団体)、ミニデイホーム・子育てサロン
    事業運営スタッフ、ふれあいサービス協力会員、地域福祉権利擁護事業生活支援員、
    
ファミリー・サポート・センター事業サポート会員のみなさん)
【参加】合計 40人

【内容】

 ●第1部 講演
  「あなたは他人(ひと)の話を聞けますか -ことばによる気持ちの伝達-」
   講師 東洋大学 名誉教授 坂詰 力治 先生

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 冒頭に、一方通行のコミュニケーションを体感する1つの方法として、先生の「ことば」を手元の用紙に風景として描いていくという体験を全参加者が一斉に開始。絵を描いている最中は、先生は一切質問を受け付けないという条件のもとで作品を描いていく。 
 結果、同じ「ことば」によって描いた絵にも関わらず、ひとつとして同じもの
はないという事実を確認した。
 
また、人間関係とコミュニケーションについて、都市化の進展と言葉遣い、性差・世代差と言葉遣い、情報機器の発達と言葉遣い、少子化と言葉遣い等、人間を取り巻く環境がどのように言葉遣いに影響するのかについて解説。
 さらに、言葉の機能(人間が勝ち得た能力)について、その機能には、情報を伝達するだけではなく、物事を認識し、思考を形成し、感情、喚起を表出させる…つまり行動のコントロールまでもが含まれているため、適材適所でのことばを選択することが大変重要である旨のお話しがあった。
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言葉は、便利な通じ合いの道具であると同時に、相手へのおもいやりが足りなかったり、状況の把握がうまくできないと、心を傷つけ合う武器にもなり得ることについて、身近な事例を交えてご紹介いただいた。


●第二部 情報交換・交流会
  「どこまで知ってる?!社協活動」
・社協事業の説明
 日ごろ、みなさんにご協力いただいている様々な社協活動について、自身の関わる事業以外は案外知らないというご意見から、今回改めてどんな活動があるのかについて各事業担当職員より説明。少しでも興味のわく事業があったら、ぜひ担当までご連絡いただくよう、お声かけを行った。

◆当日配布資料 
平成28年度社協活動協力者向けフォローアップ研修会「社協事業説明」資料(PDF)

「情報交換・交流会」
 ・テーマ 自分が協力している社協活動で、これまで一番うれしかったエピソード
 同じグループのメンバーそれぞれが、自身の関わる社協活動を自分の目線から紹介し合い、同じ地域で社協活動をしている者同士、知り合うことを目的とした時間を設定した。
参加者のみなさんには、協力事業ごとに色を変えた名札をつけてもらった。(自分とは別の社協事業に携わっている人と仲良くなって欲しいという意図からの仕掛け。)

 ・自己紹介ゲーム「私がいちばんゲーム」
 ルール:自分の属するグループの中で自分がいちばんだと思うこと、自慢できることを順番に発表する。合わせて根拠も伝え、他の人はそれを聞いてその人の良いところを知るというゲーム。
 共通の約束は、相手の話しを興味を持って聞くこと、否定することはせず、相手の自慢を素直に聞き入れ、心から拍手すること、ネガティブなことは言わないの3つ。
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           グループに分かれての情報交換・交流の様子

情報交換テーマ
「各自が参加している社協活動の中で、これまで一番うれしかったエピソード」
【各グループで出たお話しの内容(抜粋)】
 ・ふれあいサービス協力会員
 90代のご夫婦のご支援で活動しているとき、お二人ともがお誕生日が近かったというときがあって、何のお祝いもできなかったが、ハッピーバースデーの歌を歌って差し上げたらお二人とも大変喜んでくださって、とてもうれしかった。

 ・個人登録ボランティア
 活動していることで忙しくさせてもらって、自分の健康を維持するのにとても役に立っている。ボランティア活動は実に様々な内容があるので、まだ参加したことのない方はぜひ参加して欲しい。みんなで一緒に健康になりましょう。


【参加者の声】当日のアンケート結果から抜粋
○第一部「講演」を聞いて、印象に残ったこと、感想
・普段何気に話している事がすごく大切だと思いました。
・相手の立場や気持ちを尊重して会話する。face to face の大切さ。
・まず始めに、人の話を聞いて「7つの問題について、白紙に絵を描く。各自話を聞くことで、ちがいが出てくることが、理解しました。
・言葉=コミュニケーションの大切さを改めて心に止めました。
・少子化と言葉遣いの話しと言葉の機能に行動のコントロールの話しが印象に残りました。机は前に向けて配置されている方が良いと思いました。
・色々な事例を入れたり、若者の現状等・・・活かしている様子は自分も思っている事と同じであるので安心を感じた。引きつける会話であった。
・言葉の大切さ使い方の意義とてもすばらしいお話でした。
・講演は、あらためて人の話をしっかり正確に聞くということ勉強させてもらいました。
・「あっ」という間に時が過ぎました。
・日常生活で感じている事ばかりのお話で同感するばかりでした。(事例)で思った事は一度口から出た強い言葉等は後日和解した様でも人間性を見られるので出来れば初めから気を付ける事が大事。
・言葉は相手をおもいやる心から発すれば、誰人も交流が広がる、人間在昇、日本在界にとの思いを強く同感です。
・自分自身でもそうですが話をきちんと聞いている様でも、聞き漏れがあったり100%言われたことが残っているとは思えませんでした。
 また、周囲に(特に年配になると程)一緒に居て言われたことが正確に残っておらず、自分なりの勝手な解釈をされることが
周りにありました。
・コミュニケーションについていろいろ言葉の使い方があると言う事考えさせられました。
・言葉の大切さを、再認識しました。
・言葉は大切だなあとあらためて思いました。
・言葉は伝達の機能だと分かっていたが、それは単なるうわべだけで、face to face等色々と深い意味があると分かり、嬉しかったです。
・コミュニケーションの大切さを価値観の違いで、相互に認め合うことの大切さを感じました。
・大変興味深い話でした。動作からはじまっておもしろかったです。この事でも受け手の印象が違うのを実感しました。対面がない交流が増える昨今、 なかなか本意が通じず難しい面があります。どう対処していったらいいかも聞きたかったです。今後も心理面の勉強をしたいです。
・事例でのお話は大変わかりやすく勉強になりました。最初に行った絵を描く講習はとても楽しかったです。言葉には2面性があり、心の通じ合いの道 具にもなるし、傷つけ合う武器にもなるとのお話は日頃利用者の方に接するに当たり気をつけなければならないと思いました。
・言葉を聞いてその通りに絵を描くことがとても難しかった。コミュニケーションの難しさはこれだと思いました。
・言葉、一言の大切さ恐さ、気をつけたいと思います。
・日頃言葉について感じた事を改めてお話いただけたのでいい講演でした。
・言葉のかけ方、話の仕方の大切さを知りました。
・コミュニケーションの大切さ、また、言葉の持つ力情報不足で相手を不愉快にもさせてしまうことがあり、改めて考えさせられた。
・誤解は早い内に修復する必要がある。言葉は修復出来ると言う事、夫婦、家族の中でも大事だな~とつくづく思いました。
・まず最初の一言から印象付けがされる。すぐ不満を言ったりせずに、あいさつや日頃お世話になっている事のお礼など述べてから、ふんわりと伝えた い事を言う様にすると、相手に不快な思いをさせずに済む。言葉の使い方に気をつけないと。
・言葉は使い方を考えてコミュニケーションをしないと関係が悪くなるので注意したい。
・日本語の使い方がみだれていること同感です。
・コミュニケーションのポイントを話していただき参考になりました。
・伝達の所で情報の送り手・情報の受け手が印象に残りました。コミュニケーションが大事であるということ。
・若い大学生に聞かせてあげて下さい。
・言葉学、コミュニケーション学のような印象でした。

第二部「社協事業の説明」、「情報交換・交流会」で、印象に残ったこと、感想
・皆さんすごく元気で明るくガンバッている姿に感動しました。
・積極的に仕事をしていらっしゃる方の話を聞いて、仕事についてわかりやすく、別の仕事をふやしてもと思います。
・とても新鮮で私の興味のある交流会でした。さまざまな方々の活躍ぶりを聞かせていただき良かったです。
・他の活動を伺う事が出来て、興味深かったです。色々な活動に沢山良いところ、感動があったことを知れてよかったです。
・年令色々で皆さんお手伝いする姿がすごいと思った。
・これ程色々な活動があるとは知りませんでした。自分できる事が他に見つかりましたら時間の許すかぎり参加したいです。
・活動を長く続けている方の話からお互いによい関係を感じられた。
・社協事業の説明でいろいろの部があることにびっくりしました。交流会もいいですね。
・ふれあいサービス事業、ミニデイホームは良くわからなかったので、今回理解する事が出来ました。
・皆さん前向きで凄いです。
・なかなか他の事業のお話を聞く機会がなかったのでとても興味深かった。
・健康であることの大切さ、いろいろな会があることを知りました。
・社協活動での情報交換やたのしいコミュニケーションが取れて良かったです。
・色々な活動があり、それについて知れたこと良かったです。
・いろいろな活動をしている方の話がきけてよかったです。
・今回はいろいろな方面のサポートの方々と交流が出来、それぞれのうれしい、楽しい、困った等の体験話が聞けたこと(苦労話)一緒に話し合えた事が良かったです。
・さまざまな活動をされている方々とお話が出来て楽しい時間が過ごせました。
・皆さん活動されてうれしかった事話を多く聞かせていただき活き活き活動されている印象がありました。
・皆さん話しが止まらない話し好き、もっと時間が欲しかったと思います。
・他に色々活動がある事を今日初めて知りました。
・健康であることがボランティア活動等の条件。
・グループで話ができたことは親近感がわき楽しかった。
・90歳の方がこういうフォローさんがきていただきたかったという話をきき何歳でもたよられるようにしていきたいと思いました。お子様フォローしてる方は成長している姿を見てうれしかったときいてうれしかったです。
・言葉は使い方を考えてコミュニケーションをしないと関係が悪くなるので注意したい。
・他の活動の内容を聞かせていただいて、とても参考になりました。人とのかかわりや言葉使いを大切にして行きたい。
・実際に各種事業に参加している方のお話が聞けて良かった。普段は1人での活動であり他の活動のことは分からないことだらけですので、良かった。
・ファミサポの方のみかと思い込んでいたので他にも色々な方にお会い出来、とても有意義でした。
・其々に諸々な事をある程度知ることが出来ました。私には到底出来ないボランティアが有ることを知りました。同じグループ内の話し合いで、公共施設で過ごすご年配者は健康で自分の足で歩いて会場へ行く方もおられた様子。反面寝たきりの方々もおられて、健康増進を感じました。
・それぞれの活動で、やはり感謝されるということが共通で嬉しいことだと思います。楽しかったです。
・他の事業内容がわかって良かった。
・皆さん感謝されてよろこびを感じられている事が印象に残りました。


詳しくは 042-475-0739 地域福祉担当