今年度、第1回の防災情報交換サロンを実施しました。
防災情報交換サロンはわたしたちの住む地域に「今あるチカラを見つけ合うこと」をテーマにして、防災という課題に向かって活動するひと・団体の横のつながりを作ることを目的とした情報交換会です。
今回は、平成25年度第1回目のサロンにて自治会の要援護者把握等に関する取り組み事例をお話しくださった氷川台自治会会長の殿田氏より、その後行われた要援護者支援避難訓練の内容や結果はもちろん、そこに至るまでの経緯やそこから生まれた新たな人のつながり、地域の人々の思いの変化などについて、お話しいただきました。
【日時】平成26年10月24日(金)午後1時半~4時
【会場】東久留米市 701会議室
【主催】東久留米市社会福祉協議会 ボランティアセンター
【協力】防災まちづくりの会・東久留米
【広報・会場協力】東久留米市防災防犯課
【対象】防災に興味関心のある人、自治会、自主防災組織、ボランティア、関係機関等
【参加】市民、自治会関係者、市民活動団体、ボランティア団体 合計 21人
【内容】
1 事例紹介
「氷川台自治会の取り組み 要援護者の避難訓練を終えて」 氷川台自治会 会長 殿田 俊三氏
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        昨年初めて実施した要援護者避難訓練を終えて、その結果とそこに至るま
     での取組みの経緯について説明。
      “誰もが住み慣れた場所で、安心して、楽しく暮らし続けたい”という願望を
      現実にするためにはどうすれば良いだろうかが活動の原点であり、出発点。
    そんな中、なぜ要援護者なのか。この取り組みを行っていく中で、自治会
      員の思いはどう変わってきたかを重点的に紹介。
      自治会長就任後数年をかけて、自治会の抱える課題の抽出、課題解決へ向け
      ての方策を立て、すぐに実行。目的を明確にして実行すれば、必ず誰かが協
      力してくれる。それを繰り返して、現在では、会員同士の顔が見え挨拶が飛
      び交う町、氷川台自治会が出来上がりつつある。
      要援護者対策が最終目的ではなく、最重要の課題。様々な取り組みの一要素
      であり、最終目的は  暮らしやすい「まちづくり」「自治会づくり」。
  要援護者避難訓練の参加者は自治会員だけでも140数名。しかも、その誰もが訓練に主体的に参加するなど、意識が非常に高かった。
これは、要援護者避難支援委員会で検討を重ね、検討内容を回覧等で随時情報発信した結果が表れたものと思われる。また、一昨年10月から始めている「見守り」活動が浸透し、高齢者が素直に支援を受け入れる気持ちになってきていることも有効に働いたのではないか。
   また、訓練後の動きとして、氷川台地域の社会資源である【ライフパートナーこぶし・聖グレゴリオの家】と自治会が災害時、相互に
その機能を最大限に発揮し、救出・救護活動を行い、被害を最小限にとどめることを目的として、災害時支援協定を締結した。
   今後の課題は、認知症患者に対する自治会の見守り体制の確立・コミュニテイバスに変わる交通手段の検討・2025年問題に対する自治会の組織強化等。
   地域での自治会活動は、人のためにやるのでは無く、自分達が歳を重ねた時のために今やっている。考えるだけでは課題は見つからない。行動に移して始めて課題が見える。「一時も早くスタートしましょう」
※当日配布資料が以下からダウンロードできます。
(内容:訓練に至る経緯等に関する詳細。要援護者避難訓練のタイムスケジュールや詳細記録等)

2.平成26年度 防災情報交換サロン① 別紙(要援護者避難訓練報告、タイムスケジュール等)(PDF/1.20MB)
3.平成26年度 防災情報交換サロン① 配布資料2(「絆」と「支え合い」)(PDF/1.83MB)
                                                                                                                                                                                 〔質疑応答〕
質問①どの位の時間を自治会(地域福祉)活動に費やしているか。
回答①半分くらい。自分が住みやすい地域にしたいという目標があれば、時間は気にならない。
質問②自治会が活発でないような地域に、もっと今日の話を聞いて欲しい。行政を動かすにはどうすればよいか。
回答②必要とあらば、どこでも出かけて行って話す。また、自分の持っている情報や経験は出せる。
質問③資料に防災会を設立とあるが、当時何人くらいで始めたか。
回答③2~3人で話をして、周りに声をかけ、12人位で発足した。立ち上げ時の資金は、行政に補助金申請をして、20万円認められたのを活用した。
質問④防災会の具体的な運営内容はどのようなものか。
回答④年2回の訓練実施。あとは、災害があったときに動くことになっている。支援隊員には、意識付けの意味もあって、今年度ジャ
ンパー貸与を開始する。ジャンパーを渡されて、自分の手元にあればいつも自分が支援隊員であることを忘れないという心理的な効果
も狙っている。
                                                                                                                                                                                
2 グループに分かれての情報交換 ※4グループ(名簿順、無作為)
各グループの進行:防災まちづくりの会・東久留米
情報交換のテーマ・・・要配慮者に対する取り組みについて
“今日の事例紹介を聞いて、自分の地域でも取り入れられそうなこと”
“実際に取り組んでいること”“取り組もうとしていること”
“自分の地域の取り組みで課題となっていること、それに対するアイディアなど”
                                                                                                                                                                         
≪出た意見≫
・つながりができるきっかけは本当にささいなことから。きっかけがあれば、まったく地域活動に参加していなかったお年よりも自
分から挨拶するようになったりする。
・地域での活動もやりすぎるとたたかれてしまうこともある。
・自治会役員の構成の工夫について→民生委員や老人クラブの幹部に入ってもらって、一緒に参加してもらうと良い。
・何かやってみようかといってやってみたが、続かない。
・市を通じて名簿を民生委員から地域へというふうに、ルートをつくるべき。
・地域に関心のない人が多い。
・地域による温度差があまりにも大きい。
・最初は少人数でも、少しずつ集まって増えていく。あきらめずに続けることが重要。
・とにかく実際にやってみることが大切。障壁をどう取り除いていくか。
・日常的に使わないもの(防災用品のように、いつ必要になるかわからないもの)は、自治会などで予算執行承認されにくいなどの
現実がある。
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3 情報共有  各グループで話し合ったことを内容共有
≪ABグループ≫
・見守りはどの程度必要か。それをしていく上での透明性の確保などをどうしていくか。
・久留米西団地で2,000世帯を対象にアンケートを実施した。現在集計中で回答率が非常によかった。
・まずは、自分自身を守るという意識付けを重点に方策を考えている。その上で要配慮者を救う手立てを考える。
・回覧板はまわるが、意識がまだまだ低い自治会もある。
・自分自身が動いて自治会に参加する必要がある。
・自治会活動は、やってみるとそんなに面倒ではない。
≪CDグループ≫
・各参加者とも悩みが多かった。
・旧自治会と新住民の融合が難しい。
・自治会の組織づくりが難しいところもある。
・自治会へのアレルギーを起こしている人がいる。自治会には近寄らない方がいいとか、政治的な考え方の人たちばかりでは?など
の考え方から役員になるのはダメと考えている人も。
・地区のくくりに線があることで、避難所が遠くなっている地域がある。行政に確かめると一番近い避難所で行けばよいとのことだ
が、そういった情報を正しく得ている人は少ない。
≪EFグループ≫
・直接自分が地震等の災害被害にあっていないため、イメージがわかない人が多い。
・これから、火事を想定した防災訓練を実施し、住民同士の親睦につなげたい。
・防災班を10人くらいで組織したいが、何をしたらよいか。→見回りや声かけをしたら良いのではないか。
・自治会はやめても支障がないと感じている人がいる。
・協力者をまきこんで実行すると良い。
・時間はかかるもの。かかってもやってみることが重要。
≪GHグループ≫
・旧住民と新しい住民との関係が難しい。特に一時的にここに住むことを決めた住民。
・氷川台のようなレベルに持って行きたいが、難しい部分も多い。
                                                                                                                                                                                
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東久留米市社会福祉協議会
ボランティアセンター
TEL 042-475-0739
FAX 042-476-4545